Oracle Database 19c のダイナミック CPU スケーリング (2020/05/25)
Oracle Database 19c のダイナミック CPU スケーリング (2020/05/25) https://blogs.oracle.com/database/post/dynamic-cpu-scaling-in-oracle-database-19c 投稿者: Christian Craft Oracle Database 19c のダイナミック CPU スケーリング Oracle Database 19c(リリース19.4以降)には、CPUの最小値/最大値の範囲を使用して、ワークロードの要求に応じてPluggable Databaseのコンピュートを動的にスケールアップ/スケールダウンする機能が搭載されています。 Pluggable Databaseで利用可能なコンピュートリソースのスケールアップとスケールダウンは、介入なしで自動的に、瞬時に、かつダイナミックに行われるように構成できます。 なぜこれが重要なのか?すべてのシステム(ベアメタル、仮想マシンを問わず)には、ある時点で未使用のコンピュートキャパシティがあります。 データベースのワークロードは一定ではなく、1日の中で大きく変化する可能性があります。ダイナミックCPUスケーリングにより、プラガブルデータベースは、システムに空き容量があれば、必要なときに自動的に余分な容量を消費します。この機能により、システムレベルでのオーバープロビジョニングの必要性がなくなり、未使用のコンピュートキャパシティを活用しながら、より予測可能なパフォーマンスが得られます。クラウドのサブスクリプションモデルで稼働しているデータベースの場合、ダイナミック CPU スケーリングはプロビジョニングされた容量をより効果的に使用するため、サブスクリプションコストを削減できます。 ノイジーネイバーの問題に対するより良いアプローチ この新機能が導入される前は、DBA はデータベースのピーク負荷に合わせてリソースを割り当て、確実にスケールアップできるようにしたり、必要なリソースが他のアプリケーションに取られないようにしなければなりませんでした。Oracle Database 19.4 の min/max レンジを使用する機能は、制御が困難で深刻なパフォーマンス問題を引き起こす可能性のあるオーバープロビジョニングに依存しない...