Oracle GoldenGate Veridataの自動行分割機能 (2020/07/28)

Oracle GoldenGate Veridataの自動行分割機能 (2020/07/28)

https://blogs.oracle.com/dataintegration/oracle-goldengate-veridata-automatic-row-partitioning-feature
投稿者:Nisharahmed Soneji | Senior Principal Product Manager, Oracle GoldenGate

今週、最新のOracle GoldenGate Veridata Bundleパッチ(12.2.1.4.200714)をリリースしました。
GoldenGate Veridata Bundleパッチには、テーブル内の膨大なデータを自動的に比較する機能が含まれています。
これを「自動行分割」と呼んでいます。
GoldenGate PostgreSQLを使ってAmazon Aurora PostgreSQLからデータをキャプチャする方法については、
私の最新ブログを読んでいただくことをお勧めします。
GoldenGate PostgreSQLのキャプチャを利用することで、Amazon Aurora PostgreSQL & Amazon RDS PostgreSQL Databaseから
リアルタイムにデータをキャプチャし、Autonomous Databaseサービスでデータを配信することができます。

GoldenGate Veridataには、以前から行分割機能が搭載されています。
既存の行パーティショニング機能を「手動行パーティショニング」に改名しました。
これにより、ユーザーはテーブル上に複数の行パーティションを作成し、比較ペアから任意のパーティションを選択することができます。
これは、テーブルに巨大なデータを持っているユーザーのための目的を果たしながら、
柔軟性を提供し、手動でパーティションを作成し、データを比較しながらパーティションを選択することができます。
データは日に日に大きくなっているので(テラバイトからペタバイトなど)、
テーブルデータのパーティショニングの需要が増え、ユーザはパーティショニングプロセスの自動化をより必要としています。
パーティションを自動的に作成し、それらのパーティションに対して複数の比較ペアを作成する要求があります。
我々は、そのような要求を理解し、膨大なテーブルデータを並列に比較したいユーザーに最適なソリューションを提供しています。

今回の機能では、従来の行パーティショニング機能(Manual partitioningと改名)はそのままで、変更はしていません。
新しい「自動行パーティショニング」機能では、選択したテーブルの行パーティションを作成し、
各パーティションの比較ペアを自動的に作成することができます。
これは、"自動行パーティション "のような設定可能なパラメータを持っています。自動行パーティションの数は、数に基づいて作成されます。

データベースユーザがデータベーステーブルに独自のパーティションを作成することはよく知られています。
これまでは、比較のためにこれらのパーティションをベリデータ製品に利用するメカニズムはありませんでした。
自動パーティショニング機能により、ユーザが既存のデータベーステーブルのパーティションをVeridataに取得できるようになりました。
ユーザがテーブルを選択すると、テーブルに既存のパーティションがある場合、画面に表示されます。
ユーザは比較のために既存のパーティションをマッピングする必要があります。必要に応じて複数のパーティションを選択することができます。

図: 既存のテーブルパーティションの選択

既存のデータベースのテーブルパーティション機能は、手動行パーティションと自動行パーティションを使用することができます。
Table.Partitionを選択して、以前のように手動パーティションを作成することができます。

図: 手動列のパーティション

自動行分割 - 例1、ユーザーが既存のパーティションが4つあるテーブルを選択し、
自動行分割の値を2として選択すると、Veridataは8つの比較ペアを自動的に作成します。
既存のテーブルパーティションごとに2つのパーティションが生成されます。

図:例1 自動パーティショニング

自動行分割 - 例2では、ユーザーが既存のパーティションを持たないテーブルを選択し、
自動行分割の値を10として選択すると、Veridataは新しく作成されたパーティションごとに10の比較ペアを作成します。

図:例2 自動パーティショニング

Veridata インポート/エクスポート、Vericom のような Veridata コマンドラインユーティリティを使用して、
これらの機能を使用することができます。以下のコマンド例を参照してください。



図:コマンドラインユーティリティ

自動行パーティショニングと既存データベースのテーブルパーティション取得機能は、Oracle Database専用です。
この機能は、Veridata製品の中で最も利用されている機能です。機能の詳細については、Veridataのドキュメントを参照してください。

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