クラウドプラットフォームを選択する際に考慮すべきコストメリット - Part 2: パフォーマンスと自動化 (2021/10/29)

クラウドプラットフォームを選択する際に考慮すべきコストメリット - Part 2: パフォーマンスと自動化 (2021/10/29)

https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/cost-advantages-to-consider-when-choosing-a-cloud-platform---part-2-performance-automation

投稿者:Justin Smith


クラウドサービスプロバイダーを利用してITインフラを近代化する際、多くの企業にとって最大の目標の1つはコストの削減ですが、生のコスト削減は、ワークロードをクラウドに移行することで得られる全体的な経済的価値の1つの側面に過ぎません。2つのブログ記事の後編となる今回は、ハイパフォーマンスなクラウドインフラストラクチャと自律的なデータベースサービスを構築する独自のアプローチにより、Oracle Cloud Infrastructureが提供する次の2つのコスト面でのメリットを取り上げます。


優れたパフォーマンス


Oracle Cloud Infrastructureは、一貫したパフォーマンスを必要とするアプリケーション向けに設計されており、最新のCPU、GPU、ネットワーク、ストレージ技術を用いて設計されています。例えば、OCIのBlock Volumeサービスは、ボリュームあたり30万IOPs、ホストあたり最大80万IOPsと、同等のAWS製品の約3倍の性能を発揮し、より安定した低レイテンシーを実現しています[1] [2]。


世界的な金融サービス企業であるExperian社は、OCI上でApache Sparkのジョブを実行したところ、以前のクラウドプロバイダーと比較して40%のパフォーマンス向上を実現しました。OCI Data Flowサービス(Apache Sparkのマネージドサービス)は、優れたパフォーマンスを実現するために、基盤となるコンピュートの馬力に依存しています。


OCI Data Flowサービス(Apache Sparkのマネージドサービス)は、基盤となるコンピュートパワーに依存して優れたパフォーマンスを実現しています。予測可能な高いパフォーマンスにより、お客様の結果を迅速に出し、生産性を向上させるという明らかな利点に加えて、インフラリソースの消費量を削減することができるため、お客様はIT予算全体を削減したり、同じ価格でより多くのものを利用することができます。 



自動化によりOracle DatabaseのTCOを最小化


チューニング、アップグレード、パッチ適用などの作業は、通常、データベース管理者(DBA)が手作業で行っています。しかし、クラウドでもオンプレミスでも、これらのITタスクを自動化できるとしたらどうでしょうか。


Oracle Cloud Infrastructureは、完全に管理されたAutonomous Databaseを持つことの利点を提供します。このデータベースは、チューニング、アップグレード、パッチ適用を手動で行うことなく自ら行うことができます。Oracle Autonomous Databaseは、完全な自己運転、自己保護、自己修復が可能です。クラウドプラットフォームの一部である自動化により、日常的な管理を行うスキルセットを持った専門家を探す必要性は、もはや心配する必要はありません。開発者もDBAも、自分の得意分野であるイノベーションに集中することができます。


OUTFRONT MediaやTaylorMade® Golf Companyなどのお客様は、OCIとAutonomous Data Warehouseに移行することで、パフォーマンスの大幅な向上とコストの削減を実現しています。


"...今では、複雑な予測クエリを迅速に処理するためのハイパフォーマンスで自己調整可能なデータウェアハウスと、管理者なしでオンデマンドで拡張できる柔軟なコストモデルを手に入れました。" 


Derek Hayden(アウトフロント・メディア、データ戦略・分析担当副社長)





"Oracle Autonomous Data Warehouseにより、拡張性が高く低コストのクラウド・プラットフォームを手に入れ、ビジネスに力を入れることができました。これにより、成長を維持し、従業員の貴重な時間を解放して、よりミッションクリティカルな取り組みに集中することができます。"


TaylorMade Golf社 情報技術担当副社長 Tom Collard氏





クラウドプラットフォームプロバイダーに期待すること


アプリケーションやデータベースをどのクラウドプラットフォームに移行するかは、単にベンダーやそのサービス内容を価格で比較するだけではありません。グローバルな価格設定方法、消費オプション、パフォーマンス、自動化機能など、経済的な考慮事項もリストの上位に入れる必要があります。詳細については、以下のリンクをご覧ください。


Footnotes 

[1] Oracle Cloud Infrastructure Compute, Storage, and Network Pricing as of May 1, 2020

[2] All Amazon Compute, Storage, and Network Pricing as of May 1, 2020

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