Azure Data Factoryの活用により、AzureからAutonomousデータベースにデータをロード (2022/09/01)
Azure Data Factoryの活用により、AzureからAutonomousデータベースにデータをロード (2022/09/01)
投稿者:Soma Dey
オラクルはこのほど、Oracle Cloud InfrastructureのDatabaseサービスをAzureクラウド環境に簡単に統合できる「Oracle Database Service for Microsoft Azure(ODSA)」の提供を開始しました。ODSAの相互接続サービスやアカウント連携サービスは無償で提供されます。この提携により、ユーザーはマルチクラウド・アーキテクチャの選択肢を増やすことができます。さらに、両クラウドプロバイダーのサービスを活用することで、ハイブリッドなユースケースの可能性も広がります。
例えば、Azure Data Factory(ADF)とAutonomous database(ADB)の活用が挙げられます。ADFは、AzureまたはオンプレミスにあるさまざまなデータソースからOCI Autonomous Databaseにデータをコピーするために使用することができます。
データソースがAzure仮想ネットワーク/オンプレミスネットワーク/AWS VPC内にある場合、ADBに接続するためにAzureセルフホストインテグレーションランタイムが必要です。
データソースがAzureのマネージドクラウドサービスである場合、Azure Integration Runtimeを使用することができます。
ここでは、最初のユースケースとして、セルフホストインテグレーションランタイムを使用する場合の接続手順について説明します。
これは、3つの簡単なステップを実行することで実現できます。
ステップ #1
Azureにセルフホスティングの統合ランタイム(IR)を設定します。このIRは、AzureまたはOCI上で動作するWindows Serverにインストールすることができます。私たちの場合は、OCI の Windows サーバーにインストールしました。
ADFで統合ランタイムを作成します。
OCI WindowsサーバーでIntegrationランタイムを設定します。
上記のリンクからソフトウェアをダウンロードし、指示に従ってウィザードを実行します。
IRコンフィギュレーションマネージャーを起動します。
AzureポータルでIRの状態を更新し、状態が「実行中」と表示されるようにします。
ステップ#2
ADBでTLS接続文字列を利用して、接続を確立します。IRをインストールしたOCI Windowsサーバーのc:㊤ドライブにウォレットをダウンロードします。
ステップ#3
Azure ADFでリンクされたサービスを作成します。
接続をテストします。
このように、ユーザーはOracle以外の環境からOracle Autonomous Databaseにデータを持ち込むことができます。これにより、マルチクラウド環境から存在するデータからの分析利用が加速されるだけでなく、企業もデータや分析のユースケースのためにマルチクラウド環境に投資することが容易になることでしょう。
読んでくれてありがとう
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