Ansible Playbookを使用したOracle Management Agentの一括デプロイメントの最適化 (2024/06/25)
Ansible Playbookを使用したOracle Management Agentの一括デプロイメントの最適化 (2024/06/25)
https://blogs.oracle.com/observability/post/onpremises-bulk-agent-installation
投稿者:Sandeep Kumar | Principal Product Manager
Goutham V | Software Engineer
Oracle Management Agentは、多様なソースからのフルスタックの可観測性データの汎用性とセキュアな収集をサポートします。これは複数のプラットフォームをサポートするように設計されており、Linux、Windows、AIX、Solaris、MACOSなど、すべてのオペレーティング・システムに様々なインストール・パッケージとともにインストールできます。このブログでは、監視が必要な複数のターゲット・ホストでAnsibleプレイブック・スクリプトを使用して管理エージェントの一括デプロイメントを自動化するプロセスについて説明します。この自動化により、ユーザーが各ホストに個別にログインして管理エージェントをインストールする必要がなくなります。代わりに、ユーザーは単一のコントローラホストからすべてのターゲットホストへのインストールをトリガーできます。
このブログでは、この設定に必要なプレイブックの前提条件、構成および実行について説明しています。これは、Oracle Cloud Agent (OCA)以外のオンプレミス・システムまたはクラウド環境にエージェントをインストールする場合に適用されます。
Ansible Playbookを使用したOracle Managemet Agentデプロイメントの利点:
- リソースの最適化: 管理エージェントを複数のホストにインストールするために必要な時間と労力を削減します。
- 単一設定: 複数のホストにまたがる管理エージェントに対して単一の設定プロセスを提供します。
- 集中管理: インストール中に単一のコントローラホストからすべてのホストを集中管理できます。
前提条件:
- Ansibleインストール: Ansible (バージョン2.9以上)がコントローラ・ホストにインストールされていることを確認します。
- Ansibleインストレーション・ガイドを参照してください。
- Pythonインストール: Python3 (バージョン3.6以上)がすべてのターゲット・ホストおよびコントローラ・ホストにインストールされていることを確認します。
- Pythonインストールガイドを参照してください
- SSH機能: rootユーザーになる機能を持つすべてのターゲット・ホストでSSH機能を確保します。
- OCI CLIインストール: OCI CLIをインストールし、コントローラ・ホストにOCI構成を作成します。
- OCI CLIクイックスタートを参照してください
- Ansibleコレクション: コントローラ・ホストで、AnsibleコレクションがOCI CLIで構成されていることを確認します。
管理エージェントのデプロイメントとライフサイクルの概念:
次の用語と概念では、管理エージェントのデプロイメントとライフサイクルについて説明します。
- 管理エージェント(エージェント): インストールされているホストからデータを収集し、Oracle Cloud Infrastructureの可観測性および管理サービスに接続してデータを送信します。
- 管理エージェントCloud Service (MACS): 管理エージェントとそのライフサイクルを管理し、Oracle Cloudサービスがデータを対話および収集できるようにします。
- エージェント・インストール・キー: インストール・キーがアイデンティティ・ドメインに対して発行され、インストールの信頼性が検証されます。
構成ステップ:
1. Gitリポジトリのクローニング: コントローラ・ホストにログインし、Gitリポジトリをクローニングします。
git clone https://github.com/oracle-quickstart/oci-management-agent.git
2. Playbooksディレクトリに移動します。
cd deployment/ansible-playbooks
3. 次のホスト・ファイルを編集します。
target_hosts: Specifies where to install the agent
target_hosts:vars: Target host-specific variables
all:vars: Global variables applicable to all hosts, including the controller host
4. 環境変数を設定します: コントローラ・ホストで、コンパートメントOCIDを設定します:
exportcompartment_ocid=ocid1.compartment.oc1.aaaaaa............xxxxxxx
実行:
コントローラホストで次のコマンドを実行して、インストールを開始します。
ansible-playbook -i hosts mgmt_agent_install.yaml -kK
- ノート: -kKオプションは、--ask-passおよび--ask-become-passの短縮形です。
- SSHパスワード: SSHユーザー・パスワード
- BECOMEパスワード: rootユーザーになるためのパスワード(デフォルトはSSHパスワード)
実行を確認します。
図1: 実行の確認
プレイブックの実行後、インストールが成功したことを確認します。出力は次のようになります。
PLAY RECAP *************************************************************************************************************************************************************** host1.subnetxyz.regionaplh1.oraclevcn.com : ok=10 changed=5 unreachable=0 failed=0 skipped=5 rescued=0 ignored=0 localhost : ok=12 changed=1 unreachable=0 failed=0 skipped=1 rescued=0 ignored=0
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Oracle Cloudにログインします。
「可観測性と管理」->「管理エージェント」->「エージェント」に移動します
コンパートメントを選択し、エージェントがホストにインストールされていることを確認します:
このブログでは、1つのコントローラ・ホストから複数のホストに管理エージェントをインストールするためのワークベンチの設定とプレイブックの実行に関する包括的なガイドを提供し、インストール・プロセスを合理化し、冗長なステップを排除します。
リソース:
- Learn more about Management Agent capabilities
- Read more on Management Gateway batching feature
- View the Management Agent documentation
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