Oracle Database Management Serviceの新しいストレージ管理拡張機能 (2025/05/24)
Oracle Database Management Serviceの新しいストレージ管理拡張機能 (2025/05/24)
投稿者: Derik Harlow | Senior Product Manager
以前は、Oracle Database Managementサービスの一部として表領域監視機能を発表しました。現在は、オンプレミスおよびクラウド・データベース向けのOracle Cloud Infrastructure (OCI) Database Managementサービスの新しい表領域管理サポートを提供しています。この機能拡張により、次のような一般的なデータベース・タスクを実行できます。
- 表領域の作成、変更および削除
- OMFおよびASMのサポート
- ビッグファイルのサポート
- データファイルの自動拡張の設定
- デフォルト表領域の設定
データベース管理者の効果的な表領域管理
データベース管理者(DBA)の一般的なタスクは、表領域とその基礎となるデータファイルを監視して効果的に管理することです。これらのタスクには、表領域の作成、変更および削除などの機能が含まれます。
図1: 管理対象データベースの詳細ページの表領域の監視
データ・ユースケースを格納する表領域の作成
すべてのデータがUSERS表領域に格納されないように、ユーザー・データを格納する追加の表領域を作成できます。追加の表領域を作成するための一般的なユースケースを次に示します。
- 特定のユーザー、ユーザー・グループまたはアプリケーションの場合、バックアップとリカバリ、分離またはメンテナンスの理由から、すべてのアプリケーション・データを個別の表領域または表領域のセットに保持すると便利です。
- 大規模なパーティション表(パーティション/非パーティション表)を持つアプリケーションなど、一部のアプリケーションでは、複数の表領域にデータを分散するメリットがあります。この方法では、頻繁にアクセスされるデータを高パフォーマンスのディスクに配置でき、取得頻度の低いデータを低コストのストレージに配置できるため、使用可能なストレージを最適に使用できます。
この機能では、データベース内の新規表領域の作成および管理に関する基本的な管理機能がサポートされています。また、名前、デフォルトの表領域、ファイル・タイプ、ステータス、セグメント領域管理、圧縮およびエクステントの割当てに関する機能を微調整し、既存の表領域の同じ設定を変更するために必要な境界も提供します。データファイルの前面では、Oracle Managed Files (OMF)ベースの形式と自動ストレージ管理(ASM)ベースの形式の両方をサポートしています。
図2: 「表領域」メニュー内の「管理対象データベースの詳細」ページでの表領域の作成
表領域を変更して、データファイル・サイズを大きくしたり、データファイルを追加したり、自動的に拡張したりします。
このタスクでは、表領域を柔軟に変更できます。たとえば、データ・ファイル・サイズを増やすか、別のデータ・ファイルを追加して、自動的に拡張するように設定し、領域使用量アラートしきい値を変更することで拡張できます。
図3: 「表領域」メニュー内の管理対象データベースの詳細ページの表領域の更新
データから削除する表領域の削除
最後に、この機能を使用して、表領域を削除(削除)できます。表領域が削除されると、その中のオブジェクトおよびデータは使用できなくなります。これらをリカバリするには、時間のかかるプロセスになる可能性があります。Oracleでは、表領域を削除する前後にバックアップを実行することをお薦めします。
図4: 管理対象データベースの詳細の表領域の削除
データベース・デプロイメントの標準化戦略を持つことは重要です。表領域管理機能を使用すると、簡単なライフサイクル管理、セキュリティの強化、ヒューマン・エラーの削減を実現できます。
リソース
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- これらの機能の詳細と使用方法については、デモと、表領域およびデータファイルのモニターおよび管理のドキュメントを参照してください。
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