OCI Database Migrationサービス –2025年夏の更新 (2025/07/14)

OCI Database Migrationサービス –2025年夏の更新 (2025/07/14)

https://blogs.oracle.com/dataintegration/post/oci-database-migration-summer-2025-update

投稿者:Jorge Martinez | Senior Product Manager

 OCI Database Migrationで、移行ワークフローのトラブルシューティングと柔軟性を強化する2 つの新機能が利用可能になったことをお知らせします。

「データベーストレースの収集」による問題解決の迅速化

移行ジョブでエラーが発生した場合、一分一秒が重要です。サポートに必要な適切な診断データを収集するには、これまでは膨大な時間がかかりました。しかし、今回、この問題を解決しました。新しい「データベーストレースを収集」ボタンは、移行ジョブのインターフェースから直接利用できます。Object Storageバケットを選択し、プレフィックスを指定するだけで、トレースアーカイブが生成されます。このアーカイブはOracleサポートと安全に共有できるため、問題解決の迅速化とダウンタイムの最小化に役立ちます。

データベーストレースの収集画面

スナップショットスタンバイからのデータポンプエクスポート:本番環境への影響はゼロ

また、移行時にData Pumpエクスポートのソースとしてスナップショット・スタンバイ・データベースを使用するためのサポートも導入しました。この機能強化には、いくつかの重要なメリットがあります。

  • 運用への影響を最小限に抑える: 運用データベースに影響を与えずに、高並列エクスポートを実行します。
  • リソース使用率を最適化: スタンバイ システムでエクスポートを実行して、リソースの割り当てを改善します。
  • スケジュールの競合を回避する: エクスポート中はスタンバイ内の DBMS_SCHEDULER ジョブを無効にします。これは、本番環境では実行できないことがよくあります。 

この機能を使用するには、オンラインOracle移行の作成時に「Data Pumpエクスポートのソースとしてスナップショット・スタンバイ・データベースを使用する」オプションを有効にするだけです。次に、以前に作成したスナップショット・スタンバイ接続を選択します。

スナップショットスタンバイデータベース接続

もっと詳しく知る

 

追加の OCI Database Migrationリソース:

コメント

このブログの人気の投稿

Oracle Database 19cサポート・タイムラインの重要な更新 (2024/11/20)

Oracle GoldenGate 23aiでMicrosoft Fabricでのオープン・ミラーリングがサポートされるようになりました (2024/11/19)

OCIサービスを利用したWebサイトの作成 その4~Identity Cloud Serviceでサイトの一部を保護 (2021/12/30)